VALLOON CREATIVE PERTNER

1/10-1/19 個展|
Sinclair「Smother」

VALLOON STUDIO 渋谷

VALLOON STUDIO SHIBUYAでは、2025年1月10日(金) – 1月19日(日)まで、アメリカ出身のアーティスト シンクレア(Sinclair) 個展「Smother」を開催いたします。

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期間:2025年1月10日(金) – 1月19日(日)
営業時間:12:00 – 20:00
※休廊日:火曜、水曜

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ステートメント / Artist Statement

性暴力は、日本でもアメリカでも蔓延し、広く存在する問題です。この犯罪の性質上、被害者はよく孤立し、恐怖を感じるようになります。性暴力をめぐる物語は、加害者の人生に焦点を当てることが多く、被害者はよく心理操作のために使われます。そして加害者は、自らの行動に対する責任を免れることがしばしばあります。

私自身、レイプの被害者として、汚され、傷つけられた身体に閉じ込められたような感覚に陥り、社会の中でそれについて話すことが癒しのプロセスにおいて重要であるのに、その場がありませんでした。2016年3月15日に奪われたものが、そもそも本当に自分のものだったのか、身体の自律性について疑問を抱くようになりました。

レイプ後の生活に伴う孤立感に対する明確な報復として、私はこのアートという形で自分の体験を語ります。他の性暴力の被害にあった方々が私を見つけ、自分自身の癒しのプロセスを始められる助けとなるように、私は自分の経験を語ります。
この作品を制作することで、まだ準備ができていない人、恐れている人、自分に何が起きたのかまだ理解できていない人に、私自身の経験や強さ、希望を少しでも与えることができればと思っています。

Sexual assault is a pervasive and ubiqutous problem in both Japan and the United States. The nature of the crime often leads victims to feel isolated and afraid. The narrative around sexual assault is more often about the life of the perpetrator and using that gaslight the victim. He is often removed of his responsibility for his actions.

As a victim of rape, I found myself trapped within a body that had been defiled and corrupted with no social discourse to be able to talk about it which is crucial to the healing process. I question the autonomy of my body and whether what was taken from me on March 15, 2016 was ever truly mine to begin with.

I offer my story in the form of this art in precise retaliation of the isolation inherent in life post-rape. I offer my own experience as a way to help other victims of sexual violence find me to begin their own process of healing. I hope by creating this work I will let anyone who is not ready, who is afraid, who doesn’t understand yet what happened to them I can give a little of my own experience, strength, hope as we navigate this amorphous, bloody, painful shape that is the healing process. I hope to be able to heal myself.

アーティストプロフィール / Artist Profile

シンクレア
Sinclair

アメリカ合衆国テネシー州ナッシュビル生まれ

2014年 イーストロンドン大学 ファインアート修士号(MA)取得
2012年 ノーステキサス大学 美術学士(BFA、優等卒業)取得(専攻:デッサン/絵画、副専攻:マネジメント)

私の作品に一貫しているテーマは、人々の間に繋がりを生み出すことです。

長い間、芸術を鑑賞し、制作することが、他者と無事繋がりを感じることができる数少ない手段の一つでした。
それは、日常生活で健全に親密な関係を築く方法をまだ知らなかったからです。

他の誰かが日常生活でもその繋がりを見つけられるようになるまで、他者の存在を感じられる安息の場を提供できることを願い、私は現在作品を制作しています。

私が創作するために立っている肩は力強く、歴史に満ちています。そして、私もまた、他者が使いたいと思えば、支えとなる肩を提供します。

(※ここでの肩とは、偉大な先人たちの肩を指します。)

Born in Nashville, Tennessee, USA

2014 MA in Fine Art from University of East London
2012 BFA cum laude in Drawing/Painting and Minor in Management from University of North Texas

The common thread between my work over the years has always been to try to create connections between humans.

Art, both consuming and creating, was the one of the only ways I was able to create a safe semblance of connection to other people for many years because I didn’t yet know how to create healthy intimate connections in my day to day life.

I create now in the hopes to give someone else a safe haven to feel the presence of others until they are are able to find those connections in their day to day life as well.

The shoulders I stand upon to create are strong and full of history. I provide my own shoulders to lift up others should they wish to use them.

展示歴
2022年 短編映画「Unknown」、東京メディア、東京、日本
2022年 「Tokyo Love Hotels Vol.30」、WTF Is NFT? アーティストポップアップ、東京、日本、ライブタトゥーイング
2022年 「Times Square Digital Projection」、アーティストトークマガジン、ニューヨーク市、ニューヨーク州、6月、写真1点
2022年 「MINE」、CARAS助成金ソロ展示、テンプル大学日本キャンパスギャラリー、東京、日本
2022年 「Hope」バーチャル展示、キャピタル・カルチャー・ハウス、マドリード、スペイン、写真3点
2022年 「Creative on Fire」バーチャル展示、炎の自画像、写真5点
2022年 「Epiphany」バーチャル展示、キャピタル・カルチャー・ハウス、マドリード、スペイン、写真3点
2020年 「202020」、Notsuohアーティストポップアップ、ヒューストン、テキサス州、デジタル絵画プリント5点とスクリーンプリントTシャツ
2017年 「東京国際アートフェア」、ヒカリエホール、東京、日本、エッチング3点、木炭デッサン6点
2015年 「New Artist’s Fair」、トルーマン・ブルーワリー、ロンドン、イギリス、木炭デッサン11点
2014年 MAファインアートショー、イーストロンドン大学AVAビル、ロンドン、イギリス、大型木炭デッサン6点、エッチング9点
2014年 「Duality」、エスパシオ・ギャラリー、ロンドン、イギリス、木炭デッサン4点

受賞歴
2022年 CARAS助成金受賞(テンプル大学日本キャンパス)