PORTFOLIO
小林あずさ
Azusa Kobayasi知っている物を繋げ、知らない物を見る行為
一見無関係な物や、脈絡のない物同士に共通項や関連性を見出し、作品の中で結びつける事で、意味的な隔たりを超えた関係や連続性を表現したいと考えている。
作品に登場する動物や器物の言われや表象を集め、それぞれの物語や来歴を繋ぎ合わせるプロセスを通じて作品を制作している。
現在に至るまで、連鎖や連続性を象徴するものとして髪の毛や紐を作品のモチーフに扱ってきた。また、遠い存在同士が接続する場所として、連続的な空間としての通路や、迷路やあみだくじなど、経路を探索する遊びを新たな題材として着目している。
「隔たり」と「連なり」は自身にとって重要なキーワードである。
言葉とイメージの相関関係を起点に、
言葉遊びや連想ゲームのような遊戯性を介して制作する事で、
意味的なレベルで隔たりのある存在同士を接続し、未知の存在を浮かび上がらせる事を目標としている。
略歴
2021年 東京藝術大学 大学院 絵画専攻 油画 博士後期課程 修了
2018年 パリ国立高等美術学校(フランス) 交換留学
2016年 ロイヤルアカデミーオブアーツ(イギリス) 交換留学
2015年 東京藝術大学 大学院 絵画専攻 油画 修了
2013年 東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科 卒業
<主な受賞歴、入選歴>
2022年 FACE展2023 入選
2016年 TURNERAWARD2016優秀賞
2015年 アートアワードトーキョー丸の内 審査員賞 高橋明也賞
2014年 GOLDEN COMPETITION(優秀賞) <ターナー色彩株式会社>
2013年 藝大アートプラザ大賞 (大賞) <東京藝術大学>
展示会情報
2022年 個展「キャビネット」(Gallery Q)
2021年 個展「小林あずさ展」(Gallery Q)
2019年 個展「網あるいは作戦」(MEDEL Gallery shu)
2018年 個展「ダブルスライド」(TAV gallery)
個展「燃素」(awai art center)
2015年 「小林あずさ展」 (GalleryQ)
個展「カスケード」 (Gallery blanka)
2014年 個展「あざなえる縄」(Gallery Barco)
2013年 TWS-EMERGING「ハニカムユートピアへようこそ」(トーキョーワンダーサイト本郷)
2011年 個展「踊り場 あるいは罠」(GALLERYb.TOKYO)