親子向けワークショップ「からだとドローイング」フォトレポート
Report
2024.05.23
実施日:2024年4月20日(土) 14:00-16:30 場所:VALLOON STUDIO 渋谷
ゲスト講師:TOMOMI
昨年8月にも開催し、あっという間に満席、大盛況のうちに終了した親子向けワークショップ「からだとドローイング」を今年も開催いたしました!
今回は、全身を使ったアート体験によって「無意識の動作を意識する」こと、それによって「心に根ざした能動的な感覚を養う」ことを目標に、親子向けのドローイングワークショップです。
ゲスト講師のTOMOMIさんは、アーティスト活動のかたわら幼少期から新体操を続けられていて、「身体を美しく動かすこと」や「気持ちの良い線を引くこと」が常に身近にあり、今回のイベント開催へと繋がりました。
準備運動をして身体を動かす準備ができたら、まずはドローイングに慣れる練習です。
親子ペアで目を瞑って描いたり、手を使わずに描いたり、おしゃべりせずに線で会話するように描いたり…頭で考えて描かず、身体と心に正直になれるように、画材の感触と線を引くことを楽しんでもらいます。
線が増えてきたら、これまでにできた痕跡にどんどん描き足していきます。
窓ガラスを挟んで描く場面では、内と外とで自然と線の会話が始まり、リボンを使って空間に線を引いてみると、平面の線と立体の線が混じり合って素敵な空間ができあがりました。
その後は近くの北谷公園に移動して、屋外に線を引くとどうなるか試してみます。
公園内の木や手すり、地面に線を加えていくと、「公園にあるものが自然と線に見えてくる」と感覚に変化が現れました。
スタジオに戻ったら、今日の振り返りとおみやげづくりです。
今日のことをまた思い出してもらえるように、
お気に入りのところを好きな形にカットして、透明なフレームに納めていきます。
トリミングの形にもこだわり、毛糸も一緒に閉じ込めて完成です!
出会ってほんの数時間、会話する瞬間は少ししかありませんでしたが、制約のない空間で、誰かの線に呼応するように線を引くうちに「ドローイングを通してお互いのことを知り、仲良くなれた」と感想をいただきました。
普段言葉では言い表せないけれど、本当はこう考えていて、こういうことをやりたい!という能動的な思いを引き出すことができ、会話とは違ったコミュニケーション体験になりました。
「能動的な感覚」というのは、アート思考で最も重要な要素です。
親子向けだけでなく、社会人研修でも活用できるワークですので、ご要望があればぜひお気軽にお問い合わせください!
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VALLOONでは、湘南美術学院として培ってきた美術教育のノウハウとアーティストとの繋がりを活用し、皆様の「アートでチャレンジしたい」に合わせた企画・運営をご提供いたします。
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