10/10-10/26 4人展 |
「人と透きとおる間」

VALLOON STUDIO SHIBUYAでは、2025年10月10日(金) – 10月26日(日)にて、
4人展「人と透きとおる間」を開催いたします。
2025年10月10日(金) – 10月26日(日)
※休廊日:水曜・木曜
営業時間:
平日 15:00 – 20:00
土日祝 12:00 – 20:00
ステートメント
今展は、浅野井春奈、石川直也、鈴木温、広瀬里美の4名の彫刻家による、人が 「人」を作ろうとする起点や動機を探ることを目的とした作品展です。
浅野井は木彫により、日々の中で感じた事柄や自身の思い出から連想し、そこか ら感じたことを元に制作しています。今展では近年取り組んでいる、合板を用いたシ リーズを中心に都市の群像をテーマとした作品を展示いたします。
石川は主に石彫において、「自立しない人」という、何かに支えられて初めて立 つことができる人体彫刻を制作しています。今展では「自立しない人」シリーズの最 新作と、油彩画を発表いたします。
鈴木は、主に木彫により人物彫刻を制作しています。代表作である頭髪が貝殻に なっている作品群は、顔だけでは知り得ない、生きてきた時間や人柄、思考の蓄積 を表現します。今展ではその代表作に加え、上手く怒れない人のための怒り面を発表いたします。
広瀬は、粘土の焼成による作品を発表しており、この社会に生きる一人の人間として「人」を見つめ、常に変容しながら、あらゆる形態の作品を制作しています。今展では、人と空をモチーフとした作品を発表いたします。
「人」を作る時、それは「人」の何を作っているのでしょうか。「人体」なのでしょうか。「誰か」なのでしょうか。それとも「人」の形をした別の何かなのでしょうか。この時代を生きる人として、この社会に生きる人間として、何をきっかけ に、なぜ「人」を作るのでしょうか。作品制作および鑑賞による実践と考察、そし て10/12(土)に開催するオープニングトーク「交差点 #5:この広いプールの中で」を 通して紐解いていければと思います。
【オープニングトーク】

※詳細はInstagramでの告知をお待ちください。
参加アーティスト


浅野井 春奈
Haruna ASANOI
1990 東京都に生まれる
2012 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業
2014 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修士課程修了
木を用いて主に人物像を制作している。
展示歴
2025年 浅野井春奈展「Aquarium-floating moments-」(Gallery FACE TO FACE/東京)
2024年 個展「-公園-浅野井春奈展」(横浜高島屋7階美術画廊/神奈川)
2023年 「浅野井春奈展」(新宿髙島屋/新宿)
2023年「dancer’s head」(Gallery FACE TO FACE/東京)
2022年 「そこにいる、ねじ。」(Gallery Pictor/鎌倉)
2022年 「Le Penseur」浅野井春奈展(東京日本橋髙島屋美術画廊X/東京)
2021年 個展「きらめくみみかざり」(Gallery FACE TO FACE/東京)
2020年 個展「貝の舌」(横浜髙島屋/横浜) 2021 個展「きらめくみみかざり」(Gallery FACE TO FACE/東京)
2019年 個展「VACATION(Gallery FACE TO FACE/東京)
2018年 浅野井春奈個展「ぱーのーらーま」 (Gallery face to face/東京)
2017年 彫刻//新時代 シリーズⅡ vol.4 浅野井春奈展 -unconsciousness-(東京日本橋高島屋美術画廊X)
2017年 浅野井春奈個展「flotsam」(Gallery Gigi/神奈川)
受賞歴
2012年 三菱地所賞受賞


石川直也
Naoya Ishikawa
1987年 東京生まれ (現在神奈川県在住)
2010年 東京芸術大学 美術学部彫刻科 卒業
2012年 東京藝術大学大学院 美術研究科修士課程 彫刻専攻 修了 現在
彫刻家として活動、Galler&Cafe Gigi オーナー、キュレーター 「彫刻とは何か」という問いに対して、大理石という素材と向き合い、彫刻単体 では立つことの出来ない人体彫刻「自立しない人」などの探求を続ける。
数年前林に作ったアトリエは、自分一人では平らな地面すら作れず、彫刻が立つ ことは不可能な土地だった。 そこで初めて生まれた「自立しない人」は自身が初めて自然と思えた彫刻だった。
この彫刻は、自立とは様々な関係性の中にあり、自立しないことは豊かなことでも あると教えてくれた。
展示歴
2025年 自立しない人 – この世界のどこか - KATSUYA SUSUKI GALLERY(東京)
2025年 江の島アートフェスティバル 江の島サムエルコッキング苑(神奈川)
2025年 Naoto Kumagai+Naoya Ishikawa「Oil on Marble」 CAVE – AYUMI GALLERY(東京)
2024年 自立しない人 ‒ 繋がりと作法 ‒ LOKO GALLERY(東京)
2024年 “yakai” 境界について HUG FOR_.(神奈川)
2024年 Marble with… LIGHT HOUSE GALLERY(東京)
2023年 中心はどこにでもあり、多数ある - Final Group Show Gallery Pictor&宝庵(神奈川
2023年 dialogue 石川直也 / 山口ひかり s+arts(東京)
2023年 Ballet meets Art vol.2 KATSUYA SUSUKI GALLERY(東京)
2023年 視座 Constellations of Viewpoint 銀河101(東京)
2023年 Inbetween CREATIVE SPACE HAYASHI(神奈川)
2022年 自立しない人 Gallery Pictor(神奈川)
2022年 自立しない人 LINE RISE GALLERY(東京)
2022年 Progress – 石の時・布の時間 - S+arts(東京)
2022年 ART NAKANOSHIMA 2022 MA2 Gallery ブース(大阪)
2022年 新木場&夢の島 わくわくおさんぽアートフェス 夢の島公園(東京)
2021年 awareness Gallery Pictor(神奈川)
2020年 My Sculpture Gallery Gig(神奈川)
2016年 みつけること・またみつけること 藤沢市アートスペース(神奈川)
2015年 石川直也展 ー日常ー KANEKO ART TOKYO(東京)
2015年 藤沢 今昔まちなかアートめぐり 有田家(神奈川)
他展示多数
受賞歴
2023年 神奈川県文化賞未来賞
2021年 Independent Tokyo2021 審査員特別賞s+arts 山本 知青賞
2021年 Independent Tokyo2021 審査員特別賞RISE GALLERY 麻生 順一賞
2021年 Independent Tokyo2021 審査員特別賞LEESAYAr 李 沙耶賞
2012年 東京藝術大学修了制作展 東京都知事賞
2010年 東京藝術大学卒業制作展 東京都知事賞 安宅賞


鈴木温
On Suzuki
2000年 東京都出身
2022年 横浜国立大学教育学部美術科卒業
2025年 現在、東京藝術大学文化財保存学専攻在学中
貝殻などをモチーフに、理想の人間のすがたを木彫で表現している。
受賞歴
2024年 グループ展「FROM THE RIVER TO THE SEA」River Coffee & Gallery/東京都
2024年 グループ展「SHAFT」四季彩舎ギャラリー/東京都
2024年 グループ展「原展」FEI ART MUSEUM YOKOHAMA/神奈川県
2023年 個展「波の中に立つ人」豊洲市場内銀鱗文庫/東京都


広瀬里美
Satomi HIROSE
1998年 埼玉県生まれ
2024年 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
普遍的で不変的な、存在ないし命の本質について模索しながら、主に土を素材とした彫刻を制作している。
2023年個展「寄る辺」、2024年個展「素晴らしくくだらない」、同年個展「小さな重み」、同年二人展「忘れないてざわり」など、存在の重みについて考え、問いかける展示を展開する。
展示歴
個展
2024年 「小さな重み」ギャラリーK/東京
2024年「 素晴らしくくだらない」ギャラリーカフェmuni/埼玉
2023年 「寄る辺」galerieH/東京
グループ展
2024年 「忘れないてざわり」二人展 天王洲セントラルタワー/東京
2024年「第72 回 東京藝術大学卒業・修了作品展」東京藝術大学/東京
2023年 「燦-第3回伊奈学園卒業有志展-」さいたま市プラザノース/埼玉
2023年 「幻想芸術展」ギャラリーカフェmuni/埼玉
2023年「14 人の鉛筆画展」ギャラリーカフェmuni/埼玉
2022年 「第70 回 東京藝術大学卒業・修了作品展」東京藝術大学/東京
2022年「Microcosm morphology 展」ギャラリーカフェmuni/埼玉
2021年 「円-第2 回伊奈学園卒業生有志展-」さいたま市プラザノース/埼玉
2020年 「Coexist-1 2020」GALLERY ART POINT/東京
2020年「創-伊奈学園卒業生有志展-」さいたま市プラザノース/埼玉