4/19-5/11 個展|
間瀬春日「方丈のまどを開く」

VALLOON STUDIO 渋谷では、2025年4月19日(土) – 5月11日(日)にて、間瀬春日 個展「方丈のまどを開く」を開催いたします。
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期間:2025年4月19日(土) – 5月11日(日)
※休廊日:水曜・木曜
営業時間
平日:15:00 – 20:00
土日祝:12:00 – 20:00
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【会期中イベント】
■オープニングパーティー「飲みまっし食べまっし北陸」

日程:4月19日(土) 17:00 – 20:00
参加費:1,200円(税込・お土産付き)
■交差点 #4
日程:5月10日(土) 16:00 – 18:00
※各イベント、詳細公開まで今しばらくお待ちください
アーティストステートメント

「方丈」とは、一辺が一丈(約3メートル)の正方形を指し、同寸法の小さな室内空間を表す言葉です。鴨長明の『方丈記』では、彼が晩年を過ごした簡素な庵を指し、仏典『維摩経』においては、狭い室内に無数の菩薩や修行者を招き入れる場面が描かれています。このように、「方丈」は限られた空間でありながら、広がりや可能性を秘めたものという考えが示されています。
今回の個展で発表する作品群は、私がほぼ方丈と同寸法の四畳半ほどの作業場で制作したものです。私はこの小さな部屋の中で思考を巡らせ、手を動かしながら、漆という素材と向き合ってきました。 展示される作品には、主に波や山といった自然のモチーフ、そして自身の身体を題材にしたものが並びます。
かつて人々は、手に入れることのできない山や川、海といった自然を、襖絵や掛け軸、工芸品に写し取り、室内に取り込んできました。今回の作品もまた、小さな波のパネルなどを通じて、自然の広がりを限られた空間の中に映し出しています。一方で、制作という静かな時間の中で生まれた作品には、内観の感覚も宿り、この内省的な視点は、やがて自身の身体をモチーフとした作品へとつながっています。
本展のタイトル「方丈のまどを開く」は、こうした内なる制作の場から、展示を通じて他者と交わる場へと移行することを示しています。作品は小さな部屋の中で生まれましたが、展示という「まど」を開くことで、新たな視点や解釈が加わり、外の世界との対話が生まれます。その空気を会場で感じていただければ幸いです。
アーティストプロフィール

間瀨 春日
Mase Haruhi
1998 神奈川県出身
2021 金沢美術工芸大学美術工芸学部工芸科卒業
2025 東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻 修士課程修了
現在 東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻 博士後期課程在籍
展示歴
2020 金沢のしきたり展 / アートグミ・石川
2020 うるしへや展 / ギャラリー椋・石川
2021 金沢美術工芸大学卒業制作展 / 金沢 21 世紀美術館・石川
2022 金沢工芸さんぽ / 阪急うめだ・大阪
2022 個展 ことなるもの /Artshop 月映・石川
2022 2 人展 層をなす /be in layers/kumagusuku・京都
2023 第 58 回神奈川県美術展 / 神奈川県民ホールギャラリー・神奈川
2024 藝大アートプラザ・アートアワード受賞者展 / 藝大アートプラザ・東京
受賞歴
2021 KANABI クリエイティブ賞 プロジェクト部門賞
2023 第58回神奈川県美術展 工芸部門 大賞
2024 第18回藝大アートプラザ・アートアワード 大賞
2025 令和6年度 卒業・修了作品買上認定(買上賞)