VALLOON CREATIVE PERTNER

6/20 – 28|湘南美術学院との共同展
「未分類のまなざし」

VALLOON STUDIO SHIBUYA

VALLOON STUDIO SHIBUYAでは、2026年6月20日(土) – 6月28日(日)の期間、湘南美術学院との共同企画による選抜作品展「未分類のまなざし」を開催いたします。

本展では、「湘南美術学院」で学ぶ生徒たちによる『オリジナル作品展』の出展作品の中から、VALLOON STUDIOのキュレーターが選出した作品を展示いたします。

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期間:2026年6月20日(土) – 6月28日(日) ※水・木休廊
営業時間
平日:15:00 – 20:00
土日祝:12:00 – 20:00

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ステートメント

 分類・整理すること。それは物事を自らの世界に取り込み、理解するための方法の一つである。同じように、私たちが誰かや何かに分類されるときは、学術や社会の構造、個人や団体の視点を前提とし、それらの意識に収めるために行われる。

 本展「未分類のまなざし」は、藝大・美大受験予備校である湘南美術学院の生徒たちが制作・展示した約200点の作品の中から、いかに世界を粘り強く観察しているかという観点を軸に、本ギャラリーでの再現可能性や一定のクオリティを踏まえてキュレーションした展示である。

浅野志織は早朝特有の光や澄んだ空気を、柔らかな筆致と繊細な色彩で表現し、井上晴空は他者とともに生き、影響を受ける世界の中で、揺れ続ける自身の感覚を描いた。礒島東哉は自らの自閉的な経験をきっかけとした精神と肉体の乖離のイメージを映画のシーンのように表現し、木野内泉は「木」とその周辺で感じられる匂いや音などを身体的かつ多角的に描いた。郷野あんりは異時同図法を活用し、人が海の中に飛び込むまでの様子や周囲の反応をコミカルに描き、竹内晴夏は自身の痕跡としてのレシートを書き写し未完成の服に仕立てることで過去が自分を形成し未来へと連続することを表した。橋場唯愛は環境によって物や食品に生じるカビに着目し、岩絵具を用いて美しさとグロテスクさの間にある可愛さを描いた。原衣那は愛犬と自身のスケールを逆転することで非日常の風景を生み出し、松澤明日也は自身が生み出したい形や雰囲気、姿勢に実直に向き合い、楠を用いて現実に落とし込んだ。

本展における「未分類」とは、アール・ブリュットやアウトサイダーアートというような、既存の枠の外にあるという意味ではなく、人間一人ひとりの視点や心の動き、そこから成る表現は本来、誰かによって規定される前の個人固有のものではないかという問いを含んでいる。彼らの思索や表現を分類すること自体は可能であり、特定の領域において体系化や批評をするときには分類は必要な作業でもある。しかし、個人の感じ方や考え方、それらの背景は、最初から何かの枠組みに属しているわけではないのだ。

ここに展示する作品は、自らの心の機微やそれに対する強いまなざしを形にしている。そしてそれらは既存の分類に先立つ一人ひとりの人間の感性や知識、経験や環境から重ねられた無数の選択によって形づくられている。

これらの作品と向き合うことで生じる感情や思考も、誰にも左右されない、未分類のあなただけのものだ。ぜひゆっくりとご鑑賞いただければ幸いである。

VALLOON STUDIO SHIBUYA
キュレーター 𠮷田結美

【湘南美術学院 オリジナル作品展 選抜作品展「未分類のまなざし」】

会期:2026年6月20日(土)〜28日(日) ※水・木休廊
時間:平日 15:00〜20:00/土日祝 12:00〜20:00
会場:VALLOON STUDIO SHIBUYA


私たちは、美術教育の役割を単なる受験指導や技術習得だけではないと考えています。
AIの進化や社会の変化によって、既存の正解や評価軸が揺らぐ時代だからこそ、自分自身の視点を持ち、自ら問いを立て、世界を見つめる力がより重要になっています。

今回展示される作品群には、まだ名前のついていない感覚や、既存のカテゴリーには収まりきらない若い表現者たちの視点が込められています。

渋谷という多様な文化と新しい価値観が交差する街で、未来のクリエイターたちの「未分類のまなざし」にぜひ触れていただければ幸いです。

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

◼︎オリジナル作品展とは?
受験対策のための制作とは異なり、生徒一人ひとりが自らの関心や問いと向き合いながら取り組む自由制作の場です。開催に込めた想いや当日の様子については、「オリジナル作品展2026 開催報告」もあわせてご覧ください。